脱出警部の謎解き事件簿

謎解きや脱出ゲームについての感想を書いています。(アメブロからお引越し中)

AnotherVision×エスケープシアター「無彩色の隔壁」~謎解き×演劇のコラボ!~

どうもです。

 

 

今回は、開催前から話題となっていたAnotherVisionとエスケープシアターのコラボ公演「無彩色の隔壁」です!

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この「無彩色の隔壁」は、謎解き制作団体の“AnotherVision”と体験型謎解きゲームを劇場で行うために立ち上げられた劇団エスケープシアター”による謎解き×演劇という新しい公演です!

 

 

 

 

※この公演は、ネタバレ解禁となっています。

 

 

 

会場は、東京大学駒場キャンパス

 

多目的ホールが、立派な劇場になっていました!

 

一から作ったんだとか。すごいです!

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(この画像は、舞台上部。「#無彩色の隔壁」と書かれているのはスクリーン。カーテン状になっているスクリーンを開けると、舞台となっている。)

 

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(1枚目、会場右後方。2枚目、会場左後方。)

(白黒の壁が印象的。会場全体が、白黒で統一されていました。)

 

 

 

この公演は、4人1チーム

公演時間は、全体で約110分程。

 

謎解きの時間は、公演の形式上、演劇の各幕の間に設けられています。

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まずは、OP。

 

支配人という方が、演劇の概要やゲームの進め方等を説明します。

 

あの支配人の人、自分の知り合いに似ていたんだよな~。

まぁ、それは置いといて。

 

「この場は、私が支配していますよ( ̄▽ ̄)ウフフフ」感がありました。

 

 

 

この公演の成功条件は、この演劇をハッピーエンドにすることです。

 

もし上手くいかなければ、惨劇の結末を迎えるそうです。

 

 

第4幕の前までに、ハッピーエンドにしなければならないようです。

 

 

 

 

 

そして、OPが終わると、第1幕が開幕。

 

ゲーム開始前に、演劇中にメモの必要は無いと言われていましたが、メモは取らずとも演劇や舞台の中に何かヒントがらあるのでは、と思い色々と目を凝らして見ます。

 

しかし、数分も経たないうちに、演劇に見入っていましたした( ̄▽ ̄)

 

謎解きうんゆんより、普通に演劇を見たくなってしまったのかな。

 

 

 

 

第1幕は、それは暖かい家族の1日が描かれていました。

 

OPの説明では、1幕が1日だそうです。

 

 

でも、第1幕の最後ら辺は、何やら不穏な感じが・・・。

 

 

 

 

第1幕が終わると、8分間の謎解きタイム

 

まず、第1幕の台詞等が書かれた台本が渡されます。

 

そして、元々、手元にあった謎を解きます。

 

8分間ということもあり、量は多くはなかったかと。

 

中には、少し手間のかかる謎もありましたが(^_^;)

 

 

 

 

 

8分間の謎解きタイムが終わると、次は演劇の第2幕へ。

 

第2幕も、暖かな感じが・・・。

 

でも、ところどころ気になる点が出てきましたね。

 

その中でも、「イヌ」という単語が特に。

 

登場人物の名みたいですが、姿はなく。

気になりました。

 

 

他にも、玄関の電気が付かないなどと言っていましたね~。

 

 

 

 

第2幕が終わると、再び謎解きタイム。

 

ここも、8分間

 

謎を解くと、舞台裏通路に行け、演劇の設定等を手にします。

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公演名の無彩色の隔壁とは、有毒な火山灰のことだったんですね。

 

 

 

今までの各台本に書かれていることや、この演劇の世界観等を合わせると・・・、

有毒な火山灰により孤立してしまい、食料等の物資をイヌ(灰の影響を受けない)が運んできていたようです。

 

しかし、何らかの理由でイヌが来ず。

 

食料等が不足気味に。

 

 

 

 

謎解きタイムが終わると、いよいよ第3幕。

 

 

不穏な感じがいよいよ表に出てきました。

 

 

 

まず、“沙都希”が、火山灰の影響なのか栄養不足なのかで、体調が悪化。

 

 

そして、家族の一人である“弥生”が、本当の家族ではないということが、さらに家族に大きな歪みを。

 

つまり、4人家族だと思われていたが、実は、“弥生”は、外で危ないところを助けてもらい、家に招き入れてもらっていた他人だったということ。

 

しかも、入手したアイテムの中に、配給票というものがあり、そこには家族分、つまり3人分しか配給されていないことが分かる。

 

 

 

4人に対し、配給された食料は3人分・・・・・。

 

嫌な感じがしますね。

 

 

 

家族の考え・価値観が違っていて、そこからさらに歪みが生まれ、どんどん悪い方に流れていってしまっています。

 

 

この悪い流れをハッピーエンドにもっていくのですね・・・。

 

何とかしたい!

 

 

 

 

 

第3幕が終わると、最後の謎解きタイム。

 

ここは、20分間の時間が与えられます。

 

 

ここでは、小道具班の方にその旨を伝えると、金庫(鍵付き箱)が貰えます。

 

この金庫は、演劇の中にも出てきていて、何か重要な物が入れられていたようです!

 

 

 

この鍵(四桁錠)を開けるためのカギは、演劇の中で出てきていました。

 

もし聞き逃してしまったとしても、台本に書かれているので問題なし。

 

 

ちなみに、四桁錠を開ける番号は、家族の誕生日の合計。

 

登場人物の4人の合計・・・ではなく、“弥生”は、家族ではないことが分かったので・・・・・。

 

 

 

 

さて、どんどん謎を解いていき、そうすると、第4幕の台本の完全版が貰えます!

(最初は、切れ端しか貰えない。)

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この台本には、父親“和都”が“弥生”を殺そうとするシーンが書かれています。

 

しかし、殺す直前、救援物資が届いていることに気付き、その救援物資には灰に有効なワクチンがあり、無事に避難でき、生き残ったという流れです。

 

 

目的は、物語をハッピーエンドに導くことなので、このままでいいんじゃん・・・・・とはいかず、このままでは、このハッピーエンドとなりません。

 

 

 

それは、上でも出てきた2つの問題点があるからです。

 

 

 

 

1つ目が玄関の電気です。

 

 

 

なぜなら、手に入れた第4幕の台本には、『イヌ、明かりを目印に家の玄関を発見。』と書かれています。

 

 

しかし、演劇の第2幕では、玄関の電気が付かないと言っていました。

 

 

 

そのため、まずは、玄関の電気を付ける必要があるのです。

 

 

 

どうやら、玄関の電気が付かないため、イヌが救援物資を届けに来なくなってしまったようです。

 

 

これは、照明ブースに行き、玄関のところの電気が付くようにすればよかったのです。

(劇中で、玄関の電気が付かなかったのは、照明のスイッチが入ってなかったせいのようです(^_^;))

 

 

 

 

 

そして、2つ目が、登場人物「イヌ」の存在

 

 

 

台本に書かれているのですが、イヌは、救援物資を届け、劇中の家族を窮地から救い出してくれる重要な役なので、いないとストーリーがハッピーエンドになりません。

 

 

 

しかし、第4幕の台本の後ろに付いていたキャスト一覧では、イヌ役が書かれていない・・・。

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自分らは、劇場にいるスタッフにイヌ役をお願いしましたが、できないと言われてしまいました・・・・・。

 

 

第2幕あたりで貰った詳細の“劇団員への諸連絡”には、役者以外はステージに上がることができず、役者も一人二役ができません。

 

 

それでは、イヌ役がいない・・・。


 

 

 

 

そこで思い出したのは、OPの支配人の言葉。

 

 

『そのシナリオは、君の力で完結する。』 

 

 

まさか・・・・・。もしかして・・・・・・・。

 

 

 

一度入った舞台裏専用通路へ、「イヌ役としてきました。」と言い、中へ入ります。

 

 

そして、中で、台本通りの行動(玄関へ救援物資を届けるをすると、成功です!

(救援物資は、玄関のところへ行くとある。)

 

 

 

つまり、自分らが、役者として、イヌ役になればよかったのです!

 

 

 

 

20分が経ち、ここで謎解きは終わりですが、演劇は第4幕へ。

 

そして、成功者の一部は、何と、イヌ役として、舞台へ上がるのです!

(人数の関係上、一部。)

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自分も、何と、イヌ役として舞台上へ行きました(^_^)!

 

台詞は、一番早く成功したチームの方々が言いましたが。

(↓ちなみに、イヌ役の台詞は、こんな感じ。↓)

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第4幕も終わり、ED。

 

EDロールには、スタッフの名が出ていましたが、そしたら、イヌ役の欄に、成功者の名前が!

 

そう言えば、名前書かされたな・・・・・。

 

そういうことでしたのね。何とも嬉しいはからい(^_^)

 

 

 

ちなみに、自分が参加した最終回公演では、41人が成功しました!

 

 

 

 

 

AnotherVision×エスケープシアターの「無彩色の隔壁」は、演劇と謎解きが融合した、面白い公演です!

 

 

謎もとても良いですが、演劇もとても良かったです!!!!!

 

謎解きということを忘れ、見入ってしまう程です!

 

 

 

演劇というものも、良いもんですね( ̄▽ ̄)

 

まぁ、自分には、主人公はおろか、脇役等でも無理そうです(^_^;)

 

演技、下手ですし、何より台詞を覚えられる自信がないですから・・・。

 

 

 

 

 

この謎解き×演劇のコラボ公演、今回の「無彩色の隔壁」は、ネタバレ解禁となってしまっていますが、第2弾があることを期待したいです!

 

 

今回参加された方も、参加できなかった方も、もし、第2弾があった時には、ぜひ行きましょう!

 

 

 

 

 

あなたも主人公になれる!?かも!

 

 

よく言いますでしょう。

 

謎解きでは、『あなたが主人公。』なのだと(^_^)